ポーランドでの歴史的な週末:総師 長谷川一幸と師範 新津茂男を招いての欧州初となる全極真セミナー
2025年11月、ポーランドのビドゴシュチュが国際的な全極真の世界の中心となりました。第1回全極真ヨーロッパカップの直後、東京から総師 長谷川一幸と師範 新津茂男を迎え、欧州初となる全極真セミナーが開催されました。

親善道場ベルリンにとってこの週末は大きな節目となりました。私たちは参加しただけでなく、運営面でも協力し、所属団体である全極真と共に、結束、発展、そして極真の未来に向けた確固たる姿勢を示すことができました。
全極真とは何か?
世界全極真は、長谷川総師が率いる国際組織です。伝統、敬意、本物の極真、そして国境を越えた友情を重んじています。私たちはこの組織の中で、一つの大きな家族のように活動しています。異なる国籍、異なる背景を持ちながらも、同じ「押忍の精神」、忍耐、相互扶助、そして人格向上を目指すという志で結ばれています。
親善道場ベルリンは、このコミュニティの一員であることを誇りに思い、欧州における全極真の発展に積極的に貢献していきます。
土曜日:長谷川総師によるセミナー初日
1. 宗師による開会挨拶
セミナーは、心に残る言葉で幕を開けました。宗師は極真会館の歴史、大山倍達総裁のもとでの自身の経験、そして全極真という組織の背景について語られました。参加者全員が真剣に聞き入り、私たちの空手のルーツと精神が再び鮮やかに蘇る瞬間となりました。

2. 黒帯の授与
感動的だったのは、この時を長く待ち望んでいた4名のポーランド人空手家への黒帯と昇段状の授与でした:




- Wiesław Niezurawski, 2段
- Darek Malinowski, 2段
- Mariusz Kondraciuk, 1段
- Sebastian Malinowski, 1段
彼らは日本から来られた宗師より、長年の献身とたゆまぬ稽古の証として、黒帯と正当な証書を直接授与されました。
3. 宗師による技術指導
続いて稽古が行われました。宗師は、自身の代名詞であるカーフキックなど、高度な技の数々を披露されました。その精度の高さに、セミナー参加者の多くが初めて目の当たりにして驚かされました。




4. 市内観光
午後はRemus先生の案内で、宗師と共にビドゴシュチュの旧市街を散策しました。このような個人的な交流は、道場間や国境を越えた絆を大きく深める特別な機会となりました。その道中、同じく散策中だったアルメニアチームとも交流しました。







5. 昇級・昇段審査に向けた準備稽古
その後、控えている級位・段位審査に向けた特別稽古が行われました。参加者全員が万全の準備ができるよう、基本、型、そしてライトコンタクトの組手の練習が行われました。
日曜日:ヨーロッパ支部代表者会議
日曜日の夜、ヨーロッパの各支部代表者による重要な会議が行われました。組織運営に関する議題や今後の計画、そしてヨーロッパにおける極真(Zen-Kyokushin)の発展について議論が交わされました。親善道場ベルリンも代表を派遣し、積極的に参加しました。これは、連盟の基盤を長期的に強化するための新たな一歩となりました。
月曜日:セミナー二日目および審査
1. 新津茂男師範による指導
月曜日の朝は、東京八王子からお越しの新津師範に指導していただきました。日本伝統の精密で素晴らしい稽古が行われ、技術的に高度であると同時に、大変刺激的な内容でした。
2. 技術審査(級・段)
続いて、ロシアのヤロスラフ・レムス先生とセルゲイ・イリューシン先生の指導の下、技術審査が行われました。基本、移動稽古、型に重点が置かれ、正確かつ構成的で非常にハイレベルな内容となりました。
当道場の参加者が合格しました:
- 先輩 ソン・レ – 3段技術審査合格
- 先輩 ユスフ・エル=マダニ – 初段技術審査合格
- 先輩 ユリア・フロロヴァ – 1級技術審査合格
- 先輩 パウル・クニープ – 2段技術審査合格
さらに、ポーランド、フィンランド、ウクライナ、ルーマニア、ドイツからの多数の級位受審者も、素晴らしい成果を収めました。
3. 夕食懇親会
月曜日の夜には夕食会も開催されました。交流を深め、親睦を温め、国際的な絆を強める貴重な機会となりました。

火曜日:組手審査
最終日はフルコンタクト組手の審査が行われました。受審者は級位と段位に分かれ、試合に臨みました。
















- ソン先生が30人組手を完遂しました
- 先輩 ユスフが10人組手を行いました
- 先輩 ユリアは見事に10人組手を完遂しました
- 先輩 パウルが2段取得のため20人組手を行いました
全員が審査に合格しました。時間や試合の編成は、新津師範が厳格に管理・監督しました。
特に感動的だったのは、ソン先生の最後の組手相手を新津師範自らが務められたことです。大変名誉なことでした。

レムス師範への称賛
ヨーロッパ選手権ウィークエンドの主催だけでなく、自らも50人組手を完遂し5段に昇段されたヤロスラフ・レムス師範に深く感謝いたします。この並外れた偉業に、心より敬意を表します。

極真の段位体系について
会員の皆様が審査の体系を理解できるよう解説します:
- 1段・2段 – 先輩の称号
- 3段・4段 – 先生の称号
- 5段 – 師範の称号
- 6段以上 – 上位師範の階級
- 最上位 – 宗師または組織代表
すべての段位は、長年の献身、規律、そして精神的な成熟を必要とします。
新たな友情、かけがえのない経験
今週末は単なるセミナー以上の意味がありました。ポーランド、フィンランド、ウクライナ、ロシア、ルーマニアから来た新しい友人たちと出会い、国際的な極真コミュニティの結束力の強さを改めて実感しました。
ポーランドの主催者の方々による格別な温かいおもてなしに心から感謝いたします。参加者全員の情熱とエネルギー、そして共に過ごした時間に深く感謝します。
結び
ヨーロッパ初の全極真(Zen-Kyokushin)セミナーは、私たちの心に長く残るものとなるでしょう。親善道場ベルリンにとって、成長とインスピレーション、そして団結に満ちた週末となりました。
心より感謝申し上げます:
- 総師 長谷川一幸
- 新津茂男師範
- 師範 ヤロスワフ・レムス
- 各支部長の皆様
- すべての参加者および関係者の皆様
昇級・昇段審査を受ける門下生を誇りに思い、道場として、また世界全極真連盟の一員として、今後の活動を楽しみにしております。
「心善」とは友情を意味します
そしてまさに、この週末はその友情を肌で感じられる時間となりました。
押忍。










































